top of page

たち仄こる
(2018 - 19)

Wro-Biennale-2019-1.jpg

共同制作: ノガミカツキ、三宅律子、石川達哉、堀部和也

素材: ホコリ、硅砂、アクリルケース、プロジェクター、ビデオカメラ等

ホコリとは、人の生活環境で生まれ、繊維、ふけ、あか、花粉、土、病原菌の塊といった人工物と自然物を含めた ありとあらゆる物質が盛り合わさり、構成要素がわからなくなった灰色の塊である。ホコリは廃墟や電化製品の裏と いった人の営みの少ない場所に自発的に集まり、誰も気づかないうちに積もることで形成される。このホコリの性質 はその語源である「立ち放こる」にも現れている。この人の営みとホコリの形成過程における表裏一体性と時間性に 注目し、ホコリを人の生活の裏で共生する生命体と考えた。生命体としてのホコリは人々の暮らし、気温、湿度、風、 地形といった環境によりその場所特有の存在となる。本展示ではホコリが帯電する特性を利用し、静電気により電場 を発生させホコリの動きを生んだ。電場中のホコリはその塊具合、塊同士の引力・斥力、地形、湿度、気温といった 箱内環境との相互作用により我々に制御不能な振る舞いを示す。使用したホコリは私たちに身近なクリーニング屋で ゴミとして廃棄される予定のもの、展示会場付近で採取したものである。

本作品は、Art Hack Day 2018 in Japanに参加した5名によって制作され、日本科学未来館にて展示された。WIRED CREATIVE HACK AWARD(日本)、北九州デジタルクリエイターアワード(日本)のそれぞれファイナリストに残っている。

2019年にはポーランド、ヴロツワフにて行われたメデイアアートビエンナーレ、Wro Biennale 2019にて展示された。

協賛: 株式会社グリーンテクノ、静電気をもっと利用しよう

機器提供: SMC 株式会社

bottom of page