Eaten Colors (2020 - )

​ 素材:

zer1. アクリルボックス、寒天培地、真正粘菌(イタモジホコリ、シロモジホコリ、種不明)、食用色素、メチレンブルー

ver2. クリアトルソー(プラ)、寒天培地、布生地(レース等)、真正粘菌(イタモジホコリ)、食用色素、切り花用染色剤、メチレンブルー、枯れ木、ウッドチップ

Eaten colorsは、微生物によって変化し続ける作品である。

色素に染められた食物を真正粘菌の変形体が食べ、自身の身体で色を運び、広げていく。

粘菌には色の好みがあり、粘菌が選び、好んだ色によって、色のパターンが変化する。また、粘菌の他にも、粘菌の食物に誘われたり、粘菌と共生しているカビや細菌といった微生物も共に作品の様相を変化させていく。

人間は光によって色を知覚するが、本作品において、粘菌にとって色は化学物質であり、食物である。

本作品によって、普段は情報として処理されることの多い「色」の物質的、身体的側面を鑑賞者に感じてほしい。また、新型コロナ流行下において、人間が人間以外の生物と共生、競争関係にあることをいやがおうにも実感せざるを得なくなっている。このような状況下において、人間以外の生物や、環境との関係性について考えを巡らせることができるような作品を目指し、制作を行った。

ver1は、粘菌によって変化し続ける絵画として、正方形のクリアボックスを用いて展示を行った。TAVギャラリーにて開催された「ノンヒューマンコントロール展」にて展示、販売を行った。

ver2は、クリアトルソを用いたインスタレーションとして、H.P.FRANCEが主催するファッションのトレードショーROOMSで開催された「ROOMS BIO PROJECT」にて展示を行った。

© 2017 Hanna Saito

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