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Senses of Light (2017)

共同制作: 角谷啓太、花形慎

​ 素材:ブラインシュリンプ、ライトフェイス、アクリル板、塩水、webカメラ等

本作品は、フラットで薄く、均一に光るという特徴を持った照明デバイス「ライトフェイス」を用いて作品制作を行うイベント、Light Hack “Lightfaceと描く、未来のあかり”にて制作された。

光は、様々な生物にとって意味を持つが、その意味や知覚形態は多様だ。本作品では、ブラインシュリンプ、機械、ヒトが、全く異なる知覚形態を持ちつつも、光という解釈項を通して相互作用する。

 9つの正方形のライトフェイスのマスの上に薄く貼られた水の上に、光に集まる性質のあるプランクトンのブラインシュリンプが泳いでいる。ブラインシュリンプの動きを上部のカメラが撮影し、プログラムによってブラインシュリンプの集まったマスは暗くなる。ブラインシュリンプが他の明るいマスの上に移動すると、暗いマスが再び暗くなることによって全体に循環構造ができる。鑑賞者であるヒトは、全体の構造を見渡しつつも、手をかざしたりすることによってシュリンプとヒトを区別することができないプログラムに対して予測不可能な相互作用をする。

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